プロ野球ニュース 担当チームプロ野球ニュース座談会 Vol.2

United States March 22, 2026

プロ野球ニュース 担当チームプロ野球ニュース座談会 Vol.2

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Introduction

Vol.1に続き、フジテレビONEで放送中の「プロ野球ニュース」に関わってきたスタッフ7名が集結。番組の歴史と共に、番組作りの醍醐味や仕事の魅力を大いに語ってもらいました!※選手名については一部敬称を略させていただきます。

プロ野球ニュース

1976年にフジテレビ地上波で放送開始。2001年からCS『フジテレビONE』にフィールドを移し、プロ野球専門ニュース番組として現在までプロ野球の試合がある日は毎日生放送。(オフシーズンは毎週月曜日に放送予定)

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取締役

黒木さん

スポーツ撮影取材

山口さん

編集

伊藤さん

制作

福山さん

制作

武田さん

制作

浅羽さん

制作

境澤さん

Session - 01

現場の撮影方法『今と昔』

武田さん

CSプロ野球ニュースって試合のライン映像(中継映像)をもらえるんで、実は現場の撮影チームとの接点があまりなくて、だからENGのカメラマンが野球を撮るっていうのが、どう変わってきてるのかを実はあんまり具体的にって言われると説明できないところがあるんですよね。

山口さん

今も地上波の「スポーツニュースα」とか「すぽると!」で球場には、撮影に行ってるんだけど、(CS放送と比べると)取り上げる尺が短い。だからその尺に合わせて、ランナー紹介する時のパーン(カメラワーク)を速くしたりとか。ただプロ野球ニュースでそれをやっちゃうと解説者のしゃべる間がなくなっちゃうので、高速パターンとゆっくりじっくり見せるパターンと。2パターン撮ったりしてる。

浅羽さん

だからランナー紹介を2回撮ってるんだ。

伊藤さん

地上波用に1回しか撮ってないカメラマンもいるけどな。

一同

はははは!

山口さん

プロ野球ニュースやってたカメラマンとしては、自分も野球をしながら撮影しないといけない。今が「〇アウトのカウント〇〇」で、1塁ランナーをどうやって進めるんだろうなって。相手ベンチの監督がサードコーチャーに出すサインを撮ってるのは当たり前のことで、だから俺らは監督をよく見るのよ。ピッチャー交代のタイミングとか、ここで抑えたら変えるのかなとか。そしたら代打で誰か準備してないかなとか、そういうのも先回りして撮らなきゃいけない。頭の中でちゃんと野球をやってないと撮れない。そうやって自分の中でもストーリーを作っていく。ここでこの選手が打ったら、ニュースで全面的に取り上げられるなとか。ってなると、ベンチから出てきて、ウエイティングサークルへ向かう歩き出しからも撮るわけ。それでスプレーとかロジンを直したりとか動きを見ながら「この選手は几帳面だな」とか性格が分かってくる。またそういうのを撮ってると珍プレーとかでも使ってもらえることが多かったね。

福山さん

現場じゃないと分からないことですよね。それを伊藤さんとかが上手く編集してくれたりしたら最高ですね。

黒木さん

よく番組終わったあととか、そういう話をしたよね。

伊藤さん

しましたね。

山口さん

カメラマンとしても試合を撮影してると、「勝負のあや」が分かってくるんだよね。絶対ここは使うだろうなっていう場面があるじゃん。だから序盤から、ずっと真面目にやってると、そこにたどり着いた時に疲れちゃってる時があるから、ペース配分を考えて。やっぱりピークはオンエアで実際に使うところだから。この得点シーンの前のところからとかね。そこからバーンっとスイッチを入れて、なんでその点にたどり着いたのかっていうところから作り始める。最初の1点、2点とかなんて、〇対〇の同点で迎えた○回、みたいなので済ましちゃうことがあるから。だから得点に至るまでの過程をじっくり見せるのがプロ野球ニュース。面白かったね。実際プロ野球にいた解説者が、自分の映像を見て、あーでもない、こーでもないってやっているのは。

浅羽さん

それは確かにすごいことですね。

Session - 02

原稿がない??プロ野球ニュースのVTR

伊藤さん

今も昔も、スポーツ番組でナレーション原稿なしで例えば8分、10分、12分とかのVTRをお届けしてるのってプロ野球ニュースだけじゃないかという気がしている。

一同

ああ~!

伊藤さん

今は「すぽると!」とかでも、長めにお伝えする試合はあるんだけど、アナウンサーの原稿はあるからね。解説者へのフリとかちゃんとあって、解説者の方は15秒くらいで答えてくださいみたいな。これだけスコアを元にして、原稿がほぼないっていうのは、なかなか特殊だと思う。

福山さん

確かに、みんなスコアシートに使いどころをマークするのがベースですもんね。

武田さん

僕が入った時はスコアシートの4マスでだいたい1分くらいって計算すれば良いからって教わった。伊藤さんと編集すると、「お前こんなん1分に入るわけないだろ!」って言われる。そうすると山口さんも撮影しながらディレクションしていたように、伊藤さんも編集しながらディレクションしていて、「こういうストーリーなら、このカットを入れなきゃダメだろ!」って、僕らはそうやって言われながら覚えていった。

伊藤さん

三振とかヒットとかで時間が違うから、プレーによるんだよね。1マスの話じゃないのよ。

武田さん

スコアシートの1マスはあくまで目安であって、俺らは何を伝えたいのかを、ちゃんと考えなきゃいけないんだなって。

浅羽さん

「熱視線」(試合中に解説者が注目するポイント)だったら、しゃべりたいこともあるし、1プレーの中にも色んな映像を入れて欲しいとかありますもんね。

黒木さん

得点シーンだけをつなぐだけじゃない、その試合の分岐点みたいな。こっちの得点を見せるんだったら、この得点の前のシーンを入れるとかね。ゴルフなんかもそうだけど、最後のパターだけ見せて、バーディだどうとかじゃなくて、セカンドショットがあるから、このバーディが生まれたとか。野球も一緒だよね。結果球だけじゃなくて、その前の繋いだバッターを見せるとか、当該バッターでも初球から見せていくのかとか、やり方はいくらでもあるよね。今いるメンバーで一つの試合をそれぞれが作ったら、たぶん全員が使うところ違うと思うよ。そういう面白さはあるよね。

浅羽さん

間違いないです。ただ試合のハイライトで使いたいシーンでいうと地上波時代は狙って映像が撮れたじゃないですか、今のCSの時代って、球団映像があって、地上波の取材用に下カメはもちろんありますけど、僕らが指示出せるわけじゃないので。そうすると、こういう画が欲しいって時に「やっぱり撮れてないのか」ってことは多々あって。そういうところがちょっと悔しいって思うところがありますね。

Session - 03

これからのプロ野球とスコアシート

伊藤さん

でも時代の変革というか、もしかしたらもっとプロ野球が盛り上がる可能性もあるんじゃないかと思ってる。今後、球団が増える可能性も出てきて、今までのプロ野球12球団の概念が変わるかもしれない。

山口さん

確かにサッカー人気でプロ野球って少し落ちたけど、また大谷で盛り上がってるからさ。

武田さん

自分は2020年からF1を担当していて、それはそれですごく面白いですけど、大谷ってなったら、みんなが大谷!ってなる土壌がこの国にはある。ルールが分からない人はいるけど、日本で野球を伝えたら、これだけの人がリアクションできる。やっぱり野球ってそれだけの可能性があるんだなって、外に出てみて感じました。F1をみんなに広げるのって、どれだけ大変なんだって思う。

伊藤さん

(自分たちの世代は)子どもの頃に、1回以上は絶対ボール持ったり、キャッチボールしたりしてるもんね。野球ってそういうスポーツだよね。

武田さん

ところで境澤は、最初からスコアシートは書けたの?

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